気遣いのバランス

最近人への接し方(発言や行動)が適当になっている。

とりあえず動くという努力の結果で、精神を削らないとか、素早い対応ができるなどメリットがある一方、無神経な発言で他人からの不興を買うこともある。

後輩のやつとか職場の先輩とかを見ていると、鈍感力に優れていて?怒られることや断られることを恐れていない。

その行為で自分が嫌われるかもしれないとかを考えていないのだろう。

彼らには他人に対する集中力がないのだろう。

カリスマナンパ師のレイさんのブログに書いてあったが、落とすのは集中力が必要とのことだ。

では、その集中力を分解してみると何があるか。

それは
①相手の表情や態度などの観察
②観測で得た材料を基に相手の感情や行動特性、性格を推測
③相手に対する自分の対応方法を決定し実行
という感じだろう。

これを瞬時に行うのは経験や才能もあるかもしれないが、
非常に高い集中力が必要だ。


しかし、ここで先ほどの鈍感力との関連に気付く。

この集中力とは相手の状況を通常の会話ではありえないほど鋭敏に行う。

そうすると、これを言うと嫌われるかもとか怒られる、断られるという事がわかるはずだ。

しかし、相手に拒絶される恐怖を受け止めて、誘う。

すごいものだ。

おそらく、人間鈍感な人と敏感な人がいて(敏感な人のほうが多数だと思うが)両方の要素を兼ね備えている人は少ないのではないか。

だから、ナンパをうまくできる人は少ないのかもな、と思った。

自分は過剰に敏感?なので、鈍感になるというのは悪くないことだ。

ただ、敏感さというか他人に集中力を向けるということを失わず、むしろ訓練し鍛えていかなければならない。

それが、対人能力を鍛えるという事なのだろう。

何事にもバランスというか状況に応じて両端の対応をすることができるようになりたい。

優しい人がいつでも優しくするというのはあたりまえなことで、そこには状況分析や決断がない。

そうではなく、この状態では優しく、この状態では怒る、この状態では・・・という形でその状況に応じたベストな対応をしたい。

これは本当にそう思う。