勘違い

今日は俺がしていたいくつかの勘違いを書く。

 

一つは人生への姿勢について。

 

A・アドラーがいうには人生の課題は三つあり、「仕事」「仲間」「恋愛」がそれだとのことだ。

 

この三つをうまくできれば、負けはないらしい。

 

勝った負けたの次元を超えるということだろう。

 

逆にこれがだめなら負けて消えない(かもしれない)後悔を背負うことになるかもしれない。

 

俺は仕事にしか目が行ってなかった。

 

そこに向けて自分なりに頑張ってきてそこそこうまく行ってはいるが、満足できるようなレベルではない。

 

仲間というと部活の先輩・同期・後輩を思い出す。

 

最近は俺から距離をとっているような感じだが、つながりは切れないようにしたい。

 

そして、「恋愛」は俺が最も目を背け続け、そしてそのつけを今払っていることだ。

 

今まで、意味不明で生産的でないと思っていたが、その視点では不要でも人生にとっては必要だったということだ。

 

視野が狭く、勘違いをしていたということだ。

 

そして二つ目の勘違いは付き合うということについてだ。

 

女の子は内面を見てほしいし、相手が自分をどれだけ意識してくれてるか(優しいか)を重視しているということだ。

 

つまり、俺は相手の子をほんとに好きになるか、好きになったことを想像してやさしく接しなくてはいけない。

 

今まで、俺は相手の女の子をただの女の子として見ていた。

 

その子自身は見てなかった。

 

土日で会って、そこではいい感じだけど、平日を挟んで次の土日に会おうとしたらダメになるケースが多い。

 

それは、会ってない時にメールするなり電話するなりの行動がなく、俺が相手を特に思ってないと考えられてしまったからだろう。

 

ほんとに好きなら、もっと相手のことを知ろうとして、そして相手に自分のことをしてもらおうとして、連絡するし、直接会っているときもそういう態度が出るはずだ。

 

それが、恋愛ムードの正体なのかもしれない。

 

相手が好きで、その気持ちが現る雰囲気や行動。

 

書くと当り前な感じもするが。

 

今日は会う約束をすっぽかされた。

 

足が痛いとの理由だった。

 

俺は気遣うメールと次はいつ会えるかを聞いたが、返信は来ない。

 

気遣う部分だけでよかったのかもしれない。

 

おそらくベターな解決策は仕事が終わっただろう時間に電話して、心配していることを伝える。

 

そして、状況を聞きながら次の約束を取り付けること、だったのかもしれない。

 

相手はメールが苦手だし、心配したから電話したというのは不自然じゃない上に好感度もアップするはずだ。

 

それができなかったのは、メールの返信がなくて落ち込んでたのと、電話するのが怖かったからだ。

 

電話はあまりしたことがなかったから。

 

ともかく、俺の接し方は間違っていた。

 

これからは、相手の女の子自身に興味を持つ。

 

俺は気持ちが少しもないと演技はできないので、ほんとに興味を持つ。

 

そして、相手に干渉することをあまり恐れないようにする。

 

相手に忘れられないようにするには、たとえば毎日連絡をする必要があるとする。

 

であれば、毎日連絡をする必要があるから適当にメールを送るのではなく、相手のことを知りたいし自分にも興味を持ってほしいから送る。

 

そう考えると、どんな内容のメールをどんな態度で送るかが見えてくる気がする。

 

今まで女の子という概念を基準に行動していたが、それが根本的に勘違いしていたということだ。

 

相変わらず得ることは多い。

 

それと最後の勘違いだが、俺は今まで傷つくことが怖かった。

 

それは今でも怖い。

 

だから対人関係で踏み込んでこなかった。

 

しかし、これも傷ついて、回復して、心が強くなれば、傷つかなくなる。

 

ならば、傷つくことを恐れて逃げるより、一回傷ついて強くなって、傷つかなくなるほうがよかったのではないか。

 

実際、傷ついても強くなるとは限らないし、心が強くなっても辛いものは辛いだろうが、結局は程度の問題である程度傷つくほうが、結局は怖くないし傷もつかないということになるような気もする。

 

俺も最初はメールの返信がないとものすごく落ち込んだ。

 

今でも落ち込むが、その程度は最初ほどではない。

 

こういうことを繰り返して、戦ってきて人は成長していくのかもしれない。

 

であれば、自分の今まではなんだったのか。

 

後悔したくないと思って頑張ってきて、生産的なことだけをやりたいと思ってきたが、結局は自分を成長させることができなかったという言うことか・・・

 

悲しいな。

 

最後にアドラーの話に戻るが、人生には目標があり、人は自分の目標に沿って行動しているという。

 

俺の目標は何だろうか。

 

なんとなく人より優れている状態を目指している気がする。

 

それによって、自分を肯定したいのだろうか。

 

俺は能力主義的だからそうなのかもしれない。

 

自分には価値があると思いたくて、その価値があるという状態は能力が高いという状態であり、そしてそのことを他人から認めてもらいたいので、その能力は社会的にあるいは自分が所属する(したい)集団の中で価値のあるものでないといけない。

 

そうなると真っ先に思い浮かぶのは仕事だ。

 

仕事ができるならだれもが認めるはずだ。

 

あとは知識量、頭のよさ、話の面白さ、などなど。

 

思えば俺が今まで手に入れようとして努力してきたものばかり。

 

ある程度は手に入れているところから、その努力は叶っていた。

 

しかし、それだけが俺の望むものではなかった。

 

もっと俺はかけていて埋めないといけないところがある。

 

その最大のピースが恋愛。

 

これから埋めていかなくていけない。