最近の所感

最近優秀さあるいは幸せなどはずいぶん地に足の着いたものじゃないのかと思うようになった。

 

優秀さなどの概念を支えるもの、それは現実の個別具体的な事柄だ。

 

というより支えているのではなく優秀さそのものなのかもしれない。

 

薄い膜を重ね続けるように功を練るのと同じように、日常の仕事の積み重ねで優秀さは形成されていくのかと思う。

 

ビジネス書などに書かれていることは大きい、そしてそれを地につけるための経験・能力・状況・熱意などが大きく省略されている。

 

これでは夢想して現実を見れないやつらができてしまうのはある意味必然だ。

 

現実に埋もれないために夢想も必要ではある。

 

夢に裏切られたからあきらめて現実に埋没という事の無いように、バランスを取る必要がある。

 

 

そして、それを感じた理由は信田さよ子さんのカウンセリングのやり方を読んだからだろう。

 

理論に依存せず、その状況・クライアントそのものをみようとしている。

 

経験からくるパターン分けに依存して考えることをやめるのではなく、あくまでその個別のものを見続けてカウンセリングしようとしている。

 

確かにセオリー・理論化・パターン化できないものが有る、そしてその枠外にあるものを感じて対応し続けられたら・・・

 

その人は限りなく付加価値が高くオリジナルな存在になる、そんな気がする。

 

技術・経験・理論は非常に大事であってそれを身に着けることは不可欠。

 

しかし、それに依存せずそれを使って目の前の混沌を見つめる姿勢、これが一番大事なんじゃないだろうかと思った。