方向転換
なかなか思うように人生はいかないという感じがある。
そこで何かを変える必要がある。
今までは努力の量だった、つまりもっと頑張る、あるいはできるまでやる。
いま、試験勉強がうまくいかない。
従来のやり方でやってもいいが、それはうまくいかないし、精神的に強い負荷がかかることに気付いてきた。
いままで、自分の気持ちはほぼ無視して、頭で考えたことを正しいと思ってやってきたが結局限界に近付いてきたということだろう。
そこで、自分の無理のない範囲で勉強を行うということに方向を転換しようと思う。
これは頑張ればもっとできるということであり、その「もっとできた」分が合否を分けるかもしれないことを考えるとはっきり言ってかなり恐ろしいし、それは間違っているんじゃないかと不安になる。
しかし、それは一つの目標を達成するという狭い視点から見たもので、生活の幸福感や人付き合い、その他もろもろなど複合的な視点から見るとそっちのほうがいいのではないかと思ってきた。
精神的・時間的に余裕が生まれ、他のことに従事するエネルギーが残るからだ。
つまり、一つの目標に対する突進力と引き換えに、いくつかの方向に時間と労力を分散して人生(選択)の自由度を高めるということだ。
こう考えた背景には、人付き合い(特に恋愛方面)がおろそかになっていて、気掛かりであるということと、人生は複合的で自由だなという意識が出てきたからだろう。
実は結構前から資格を取ってもバラ色の未来はないというのはわかっていたし、必ずしもこの資格を取る必要というのはないのも気付いていた。
つまり、その目標に向かって全力で進めるように自分で自分を洗脳していたわけだが、それが解けてきた、限界を迎えてきたということだ。
ということで、今は試験の2週間前だがマイペースに無理なく勉強を進めようと思う。
休みの期間も映画に行くし、風俗とかにも行ってみたいと思う。
おそらくこの転換は不可逆でもうもとには戻れない。
もし、これから先一つの目標に全力で取り組めるようになったら、それは自分がそれを心からやりたいと思っているからで、行動は同じでも背後にある意味はまったく違うし、それは幸せな状態なんだろうなと思う。